風のガーデン

終わっちゃったなぁ。貞美(中井貴一)が札幌に行くあたりからおもしろくなってきて、毎週楽しみに観てました。静かで独特なテンポの良いドラマだったと思う。
一番好きだったのは、貞美と岳(神木隆之介)が別れるところ。車の中から岳が振り返ると貞美がガーデンの塀に座ってニッコリと手を振っていたあのシーン。とても暖かくなるシーンで、エンドロールでもう1回流れた時に、やっぱり作り手側も気に入ってたカットだったのかな?と思いました。岳と貞美のシーンはどれもこれもとても好きだったな。
ガーデンの風景ももちろん綺麗だったけど、時折挿入される富良野の景色はやっぱめちゃ綺麗だった。こんな場所で暮したら気持ちもゆったりするんだろなーて思ったり。
茜(平原綾香)が最後に教会で歌うシーンはグっときた。カンパニュラの押し花がまた泣かせたよね。
螢の生まれ変わり(もしくは螢自身?)がガーデンに現れて、後をついていくと貞美が植えたエゾエンゴサクがキャンピングカーを停めてあった場所の周り一面に咲いている、というラストは途中で予想できたものの、とても良い終わり方だったと思う。これが貞美が言ってたサインだったんだろうな。そこに行く事を示したのが螢だったのとか、ちょっと戻るけど、貞美が亡くなった後に岳が「ガブさんへの質問」を書きながらベットで寝ていたのも良かったなぁ。最初から描いてきたいろんなものが最後にスーッと繋がっていって、やっぱりとても丁寧に作られたドラマだったんだなと思う。
そして今日は流星が最終回!お気に入りのドラマが終わってしまうのはなんとも寂しいもんだね。