映画「鈴木先生」


放送当時、視聴率2%と言われていたけど、公開後最初のレディースデイにも関わらず、お客さんも2%の入り。これは、興業的には失敗になるんだろうな・・・。そんな事にもめげずに映画化に踏み切った鈴木先生チームには拍手!を送りたいです。大人気だったSPECとは何が違うのだろう?やっぱり、TBSとテレ東の差なんだろうか(笑)放送時間が水曜22時とかならまだ良かったのかな。と余計な事まで考えてしまった。
映画の内容といえば、さすがにドラマ最終回の鈴木裁判を上回るおもしろさではなかったものの、もう一回観に行ってもいいかなと思えるぐらいはおもしろかった。ただ、あの最後の小川のジャンプ。あれだけはない。あそこで、一気にフィクション臭が強くなってしまったと思う。もったいないな。
今回初登場、ユウジ役の風間俊介君。ユウジの切ない気持をすごい上手く演じていたな。朝ドラの愛ちゃんと同じ人とは思えません(笑)ハマケンとの公園でのシーンはすごく良かった。ユウジの「ここは誰でもいていい場所なんだよ」というセリフとあのシーンは切なく哀しくて涙が出ました。
窪田正孝君の出番はほんの少しだったけど、やたら印象だけ残していったよ。さすがです。でんでんもドラマシリーズより良かった。良かったといえば、カーベェはかなりパワーアップしてました(笑)
ドラマシリーズと同様、いろんなエピソードやセリフを通して、今回もいろいろな事を考えさせられる作品になってたと思います。そういうセリフの数々、やっぱり古沢さんは上手いよなぁって思いました。特に、生徒会選挙の事、理想の自分を演じる、というエピソードは、観終わった後もたまに考えたりしてます。
映画も観終わった事だし、またドラマを一話から見直そうかな(笑)
ドラマを見た事ない方も、観にいってみると良いと思います。きっと何か、心にひっかかる場面があるような気がするので。
それにしても、メガネをかけた長谷川博巳は鈴木先生にしか見えなくなってしまった。メガネを取ると、クズ男に戻ってしまいますが(褒めてます)。